抜きんでていたのはハイテクノロジーを大衆化した能力:アップル社 その3

10月 28th, 2011

スティーブ・ジョブス氏は、20代でマッキントッシュのコンピューターを自宅のガレージで開発した、といわれても一般庶民としてはなかなか理解できないいし、その技術の評価、価値の大きさはピンときません。 理解できるのは、彼はそれによってアップル社が起業されて成功し、世界の長者番付に乗るような巨額の富を20代で得ることのなったという事実です。 彼が生まれながらの天才であったとしても、おそらくは、彼に匹敵する有能で高いIQを持つ人間も存在したでしょう。そしてシリコンバレーには、すでにコンピューターに関する多くの世界の最先端を走る研究も技術開発も存在していたように思えます。 なにが彼だけを抜きんでた能力を発揮して、世界を変える製品を生み出す起業家とさせたのでしょうか? 私達には技術的なことは到底理解できないにせよ、アップル社の企業展開を視ることによって、それは最先端に進化したハイテクノロジーが、大衆化、ポピュラリティーを獲得するパワーをみせられてきたように思います。 いかに優れた先端技術であっても、実用化され、しかも大衆化されなければ、時代の脚光を浴びる商品にはなりえません。 庶民が手の届く価格で、ポータブル、そして速く快適な操作性、それにシンプルと同時にファッショナブルなビジュアル。それでいてハイテクの機能。 そのような大衆商品価値を、パフォーマンスにするコンピューターの開発を彼は最初から意図してきたのではないでしょうか。

世界を変える開発と企業はカリスマ性だけでは説明できない:アップル社 その2

10月 18th, 2011

故スティーブ・ジョブス氏の伝記、評伝、語録など、これまでもあったけれど、今後さらに数多く出版されるでしょう。カリスマ性を持った人物像として伝説化された偶像視するようなものも多いのは、それだけ業績が傑出したものであることと、人を惹きつけるなにかを持った人物だったことを窺えるからでしょう。 でも、これからはもう少し客観的に彼の個人的な思想にも、またアップル社の創設からの経緯が、これからの世界に与える影響含めて、ほんとうの意味での評価がなされるのではないでしょうか。 彼一人の力ではもちろんないのですが、パーソナルコンピューターでの起業で、世界に普及させたことは、今後の人類社会の方向を先導し、指し示したと言ってもいいのではないでしょうか。 アップルコンピューターを開発して、アップル社の共同設立者であったジョブスは、成功を収めて20代ですでに世界の長者番付に乗る巨万の富を得ますが、1981年にはアップル社から経営解任されます。企業経営者としては、不適格であったのかもしれません。 しかしながら、報酬1ドルのCEOとしてアップルに返り咲いた同氏は、iTunes、 iPod、iPhone で、業績不振下降ぎみのアップル社を建て直しました。

世界を変えたジョブスの業績と今後の動向:アップル社 その1

10月 14th, 2011

スティーブ・ジョブ氏の訃報は世界中でニュースとして流れました。日本でもアップルストアの前に献花するファンがいたり、ニューヨーカー達がショックを受けたとインタビューされるテレビ画像で視られました。 パーソナルコンピューターの開発者としてだけではなくて、有能な起業家でもあり、その熾烈で破天荒ともいえる生き様と言動でも注目されて、信奉者を生むほどのカリスマともいえます。 1955年生まれで、享年56歳とはあまりに若く、劇的な人生だったのではないでしょうか。 ひとつの発明が、その後の世界に潮流として変革を産みだすと同時に、巨大企業を起こし、産業構造まで歴史的な変化をもたらしたのは、同じ20世紀初頭のアメリカ合衆国の発明家で起業家だったトーマスエジソンに比較されます。 たしかに知れば知るほど魅力的な人物と思えますし、また謎も多い人物でもあります。今後は彼の生前の業績がより客観的に見直されると思えますし、彼の世界に残した遺産ともいえるアップル社の今後の展開が注目されます。