卓越した開発者で起業家ではあったけれど・・・:アップル社 その4

11月 7th, 2011

スティーブ・ジョブス氏が、高いIQと卓越した能力のある科学技術者であったことは想像できますが、それが大衆化されて企業のプロダクツに適した製品であるのかを問いながら、鋭い時代感覚と事業化への目的意識を持った開発者であったともいえるのではないでしょうか。 若い意欲的な研究者であった頃、ジョブス氏は、一人のスペシャリストが夢中になれる技術ならば、100人の一般人を夢中にできることが可能なはずと、つまりは専門知識とノウハウが必要な高度な技術でも、それが簡単に手の届くテクノロジーとして大衆化されれば、多数がそれを求めるようになるに違いないという信念を持って、開発の狙いを絞っていたのです。 ジョブス氏が開発したアップル社の、マッキントッシュコンピューターは世界をリードしてきました。 しかしながら、そのアップル社は80年代に一度は、同氏を経営者から解任します。起業家ではありましたが、企業家としては周囲から失格とされたのかもしれません。 そしてまた同氏はまた復活を果たします。

抜きんでていたのはハイテクノロジーを大衆化した能力:アップル社 その3

10月 28th, 2011

スティーブ・ジョブス氏は、20代でマッキントッシュのコンピューターを自宅のガレージで開発した、といわれても一般庶民としてはなかなか理解できないいし、その技術の評価、価値の大きさはピンときません。 理解できるのは、彼はそれによってアップル社が起業されて成功し、世界の長者番付に乗るような巨額の富を20代で得ることのなったという事実です。 彼が生まれながらの天才であったとしても、おそらくは、彼に匹敵する有能で高いIQを持つ人間も存在したでしょう。そしてシリコンバレーには、すでにコンピューターに関する多くの世界の最先端を走る研究も技術開発も存在していたように思えます。 なにが彼だけを抜きんでた能力を発揮して、世界を変える製品を生み出す起業家とさせたのでしょうか? 私達には技術的なことは到底理解できないにせよ、アップル社の企業展開を視ることによって、それは最先端に進化したハイテクノロジーが、大衆化、ポピュラリティーを獲得するパワーをみせられてきたように思います。 いかに優れた先端技術であっても、実用化され、しかも大衆化されなければ、時代の脚光を浴びる商品にはなりえません。 庶民が手の届く価格で、ポータブル、そして速く快適な操作性、それにシンプルと同時にファッショナブルなビジュアル。それでいてハイテクの機能。 そのような大衆商品価値を、パフォーマンスにするコンピューターの開発を彼は最初から意図してきたのではないでしょうか。

世界を変えたジョブスの業績と今後の動向:アップル社 その1

10月 14th, 2011

スティーブ・ジョブ氏の訃報は世界中でニュースとして流れました。日本でもアップルストアの前に献花するファンがいたり、ニューヨーカー達がショックを受けたとインタビューされるテレビ画像で視られました。 パーソナルコンピューターの開発者としてだけではなくて、有能な起業家でもあり、その熾烈で破天荒ともいえる生き様と言動でも注目されて、信奉者を生むほどのカリスマともいえます。 1955年生まれで、享年56歳とはあまりに若く、劇的な人生だったのではないでしょうか。 ひとつの発明が、その後の世界に潮流として変革を産みだすと同時に、巨大企業を起こし、産業構造まで歴史的な変化をもたらしたのは、同じ20世紀初頭のアメリカ合衆国の発明家で起業家だったトーマスエジソンに比較されます。 たしかに知れば知るほど魅力的な人物と思えますし、また謎も多い人物でもあります。今後は彼の生前の業績がより客観的に見直されると思えますし、彼の世界に残した遺産ともいえるアップル社の今後の展開が注目されます。